「Hello, A.I. 新しい自分をみつける日」LIVES TOKYO 2026に登壇しました!
2026年9月12日、赤坂インターシティAIRで開催された「LIVES TOKYO 2026」に、パネルディスカッションの登壇者として参加させていただきました。
「LIVES TOKYO」は、ハンズオン東京が2017年から開催しているイベントで、「一人ひとりの個性が輝き、みんなが一緒になって仕事をし、ごはんを食べて、楽しく笑えるような、インクルーシブな社会をつくる」ことを目指すLIVESプロジェクトの年次イベントです。2026年で9回目を迎え、今年のテーマは「Hello, A.I. 新しい自分をみつける日」でした。Hands On Tokyo


会場では、AIやテクノロジーだけをテーマにするのではなく、障がい、働き方、個性、社会との関わり方など、さまざまな視点から「これからの社会で、一人ひとりがどう生きていくのか」が考えられていました。
「だからできない」ではなく、「だからこそできる」
今回、特に心に残ったのが、ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表の志村真介さんによるキーノートセッションです。
その中で語られていたのは、
「障がいがあるから」「女性だから」「若いから」といったことを、できない理由にするのではなく、“だからこそ”できることが価値になる。
私自身も15歳で会社を経営しながら活動している中で、「若いから難しい」「まだ高校生だから」という見方をされることがあります。でも一方で、15歳だからこそ気づけることや、大人とは違う視点で考えられることがあります。
それは障がいや年齢、性別に限らず、誰にでも当てはまることだと思います。
これまで社会の中では「違い」を、できない理由や弱みとして捉える場面も多かったかもしれません。しかし、本当はその違い自体が、新しい価値を生み出す入口になる。
「できないことをどう補うか」だけではなく、「その人だからこそ生み出せるものは何か」を見る社会になっていくことが大切なのだと改めて感じました。
AIによって、できることは確実に増えている
私はパネルディスカッション「A.I.によってもたらされるこれからの社会とは?」に登壇しました。
ご一緒したのは、東京大学先端科学技術研究センター教授の熊谷晋一郎さん、日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 CTOの野嵜弘倫さんです。世代も立場も専門分野も大きく異なる3人で、AIが普及するこれからの社会について意見を交わしました。Hands On Tokyo


イベントそのものでもAI通訳が導入されており、QRコードから利用できるAI通訳と手話通訳が用意されていました。テクノロジーによって、言語や身体的な違いによる壁を越えて、同じ場所・同じ時間を共有できる可能性が、すでに現実のものになっていることを感じました。Hands On Tokyo
AIによる同時翻訳をはじめ、これまで人が介在しなければ難しかったことを、テクノロジーがサポートできる場面はこれからさらに増えていくと思います。
そして、それによって「今までは難しかったから諦めるしかなかった」という選択肢を減らすこともできる。
これはAIの非常に大きな可能性だと感じています。
AIに任せられることが増えるからこそ、人間にしかできないことを考える

一方、パネルディスカッションの中で特に考えさせられたのが、「AIにできることが増えたとき、人間は何をするのか」という問いでした。
翻訳もできる。
文章も書ける。
画像もつくれる。
情報を整理することもできる。
今後、AIがさらに進化すれば、「できる・できない」という意味では、人間よりAIの方が得意なことも増えていくと思います。
だからといって、人間が必要なくなるわけではありません。
例えば、相手の表情を見ながら話すこと。
誰かの挑戦を心から応援すること。
自分自身の経験から「これをやりたい」と思うこと。
人と人との間に信頼関係をつくること。
こうした部分まで、単純に「AIに置き換えればいい」という話ではないと感じています。
AIにできることを無理に人間が続けるのでもなく、逆に、何もかもAIに任せてしまうのでもない。
AIだからこそできることと、人間だからこそできることを、それぞれ考えていく。
これからは、その境界を考えること自体がとても重要になるのではないでしょうか。
「違い」が可能性になる社会へ
今回のLIVES TOKYOを通じて、AIの進化について考えると同時に、「そもそも、私たちはどんな社会をつくりたいのか」ということを改めて考える機会になりました。
AIはあくまで手段です。
大切なのは、その技術によって、今まで選択肢が少なかった人の選択肢を増やせるのか。
これまで社会の中で弱みだと思われていたものを、強みに変えられるのか。
そして、一人ひとりが「自分にもできることがある」と思える社会をつくれるのか。
志村さんのお話にあった「だからこそ」という言葉と、今回のAIというテーマは、実はとても近いところにあるように感じました。
障がいがあるからこそ。
若いからこそ。
女性だからこそ。
これまでと違う経験をしてきたからこそ。
その人にしか見えないものがあり、その人だから生み出せる価値がある。
そしてAIは、そうした一人ひとりの可能性をさらに広げるための道具になり得ると思います。
これからも私自身、AIや教育に関わる活動を通して、誰かが社会に自分を合わせ続けるのではなく、それぞれの違いや個性を生かしながら挑戦できる環境をつくっていきたいです。
今回、素晴らしい登壇者の皆さまと同じステージでお話しする機会をいただき、技術についてだけではなく、「人間とは何か」「個性とは何か」「これからどんな社会をつくるのか」について考える、とても貴重な時間となりました。
LIVES TOKYO 2026を企画・運営してくださったハンズオン東京の皆さま、登壇者の皆さま、そして会場でお話を聞いてくださった皆さま、本当にありがとうございました。


イベント詳細:LIVES TOKYO 2026 公式ページ


