一般社団法人 Japan Personal AI Forum 15歳起業家近藤にこる アドバイザー就任

AI時代を最も長く生きる子どもたちの声を、未来の社会設計へ
このたび、株式会社EdFusionおよび株式会社HeroEgg代表の近藤にこるは、一般社団法人 Japan Personal AI Forumのアドバイザーに就任いたしました。
13歳のとき、個人事業主として起業し、最初に掲げた志が、「AI時代の教育を創る」という言葉でした。
まだまだ何者でもなかった13歳が、それでも本気で書いた言葉でした。
今回のアドバイザー就任は、その志を実現に向けて、一歩ずつ歩いていく、その1歩です。👣
Japan Personal AI Forumとは
Japan Personal AI Forumは、パーソナルAI、エージェントAI、フィジカルAIが社会に広がっていく時代を見据え、技術、産業、制度、倫理をつなぐために設立された、産学官連携の実務フォーラムです。
2026年6月に設立され、AI研究者、大学教授、企業経営者、法律、金融、教育、行政、ロボティクスなど、さまざまな分野の有識者・実務家が参画しています。
東京大学、慶應義塾大学、カーネギーメロン大学、エヌビディア、みずほフィナンシャルグループ、博報堂DYホールディングスをはじめ、産業や組織の枠を超えた約30名の専門家が連携しています。
代表理事は、XinobiAI株式会社共同CEOであり、AIや先端技術の社会実装に取り組む馬渕邦美氏と、人間とAIの協働や意思決定支援を研究する東京大学准教授の馬場雪乃氏が務めています。
また、カーネギーメロン大学の金出武雄氏を名誉顧問に迎え、AI、教育、金融、法務、経営、行政、ロボティクスなど、幅広い視点からパーソナルAI時代の社会基盤づくりを進めています。
このフォーラムが目指しているのは、AIの未来について議論するだけではありません。
活動の柱として掲げられているのは、
「ルールをつくる」
「社会実装を進める」
「制度とつなげる」
という3つです。
パーソナルAIに関するガイドラインやホワイトペーパーの策定、教育・金融・行政などの分野におけるルール形成、企業・大学・行政による共同実証、政策提言、国内外への情報発信など、議論を実際の社会の仕組みへとつなげる活動が予定されています。
つまり、Japan Personal AI Forumは、AIの専門家だけが集まる研究団体ではありません。
これからパーソナルAIが人々の生活や社会に入っていく中で、どのようなルールが必要なのか、誰がデータを管理するのか、AIはどこまで本人に代わって行動してよいのか、問題が起きたときに誰が責任を持つのかといった、社会全体に関わる課題を考え、実証し、制度へつなげていくための団体です。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000186325.html
「自分のAI」を一人ひとりが持つ時代
これまで生成AIは、質問に答えたり、文章や画像をつくったり、仕事を効率化したりするツールとして使われることが中心でした。
しかし、これからのAIは、単発の指示に答えるだけの存在ではなくなっていきます。
一人ひとりの予定、興味、学習履歴、仕事、日々の選択、過去の経験などを理解し、その人の意思に沿って行動を支える「パーソナルAI」へと進化していくと考えられています。
自分のことを理解し、自分の過去を覚え、目標に向かって一緒に考えてくれるAI。
必要な情報を探すだけでなく、学び方を提案したり、予定を調整したり、行政や生活に関わる手続きを支えたり、現実世界のサービスや機械とつながったりするAI。
誰もが「自分のAI」を持つ時代は、すぐそこまで来ています。
それは、便利なサービスが一つ増えるという話ではありません。
私たちがどのように学び、何を選び、誰と出会い、どのように働き、どのように生きるのか。
人と社会の関係そのものが、大きく変わる可能性を持っています。
同時に、AIが個人の記憶やデータ、権限を扱うようになれば、本人確認、データの所有と管理、長期記憶の扱い、AIによる代理行為の範囲、安全性、責任の所在など、技術だけでは解決できない問題も生まれます。
だからこそ、技術が完成して社会に広がってからルールを考えるのではなく、今の段階から、企業、研究者、行政、法律家、教育関係者、そして実際にAIを使う生活者が一緒に考える必要があります。
Japan Personal AI Forumは、こうした課題について、日本から信頼できるルールと社会基盤をつくることを目指しています。

その時代を最も長く生きるのは、今の子どもたち
パーソナルAIが当たり前になる時代を、これから最も長く生きていくのが、今を生きる子どもたちです。
私たちの世代にとって、AIは大人になってから登場した新しい技術ではありません。
生まれたときからインターネットやスマートフォンがあり、成長する過程で生成AIが登場し、学ぶこと、つくること、調べること、誰かとつながることの中にAIが存在しています。
だからこそ、大人の方々が持っている専門知識や社会経験だけでなく、AIとともに成長している子どもたちの感覚も、未来のルールづくりには必要です。
子どもたちは、AI社会の「未来の利用者」ではありません。
すでにAIを使い、AIとともに学び、生活している現在の当事者です。
それにもかかわらず、AIに関する制度やサービス、教育環境の多くは、大人だけの会議の中で決められています。
もちろん、社会制度、法律、倫理、安全性、技術、産業について、大人の方々が積み重ねてきた知見と経験があるからこそ、今の議論があります。
しかし、AI時代を最も長く生きる世代の声が、その設計に入っていなければ、本当に一人ひとりのためのAIをつくることはできません。
今回、私がアドバイザーとして届けたいのは、単に「若い世代の意見」ではありません。
生まれたときからデジタルが身近にあり、AIが当たり前になる社会で育っている、私たちAIネイティブ世代のリアルな感覚です。
大人が子どもの未来を考えるだけではなく、子どもと大人が一緒に未来を考える。
その関係を、AI時代の社会づくりの前提にしていきたいと考えています。
パーソナルAIは、子どもの可能性を決める存在ではなく、広げる存在であってほしい
パーソナルAIが教育に活用されるようになれば、一人ひとりの理解度、興味、得意なこと、苦手なことに合わせて、学び方を変えられるようになります。
理解が早い分野は、学年や教科の枠を超えてさらに深く学ぶ。つまずいた部分は、周りと比べることなく、自分のペースで何度でも学び直す。
興味を持ったテーマから、地域、企業、専門家、大学、世界へと学びを広げていく。
これまでのように、全員が同じ時間に、同じ内容を、同じ方法で学ぶだけではない、多様な教育の形が生まれる可能性があります。
一方で、大きな可能性があるからこそ、慎重に考えなければならないこともあります。
過去の成績や行動履歴だけをもとに、AIから、
「あなたにはこの進路が向いている」
「この分野は苦手だから、やめた方がいい」
「あなたが成功する確率は低い」
と判断されるようになったら、どうでしょうか。
子ども自身がまだ気づいていない可能性を、AIが早い段階で狭めてしまうかもしれません。
人は、昨日まで苦手だったことを、ある人との出会いや、一度の原体験をきっかけに好きになることがあります。
自信がなかった子が、誰かに認められたことで、急に挑戦を始めることもあります。
一つの失敗から新しい目標を見つけたり、偶然触れた世界に夢中になったりすることもあります。
子どもの可能性は、過去のデータだけでは測れません。
だからこそ、AIは子どもの未来を予測し、決める存在ではなく、まだ本人にも見えていない選択肢を増やす存在であってほしいと考えています。
「あなたには無理かもしれない」と判断するAIではなく、
「こんな方法もある」
「この人に相談してみたらどうだろう」
「一度、小さく試してみよう」
と、新しい扉を示してくれるAI。
子どもを管理するためのAIではなく、子どもが自分の人生の主導権を持つためのAI。
そのようなパーソナルAIのあり方を、技術をつくる側だけでなく、実際にその時代を生きる子どもたちと一緒に考えていく必要があります。
AIは、学びを効率化するだけの道具ではない
教育にAIを導入するというと、教材作成を効率化する、問題の採点を自動化する、先生の業務負担を減らす、学習速度を上げるといった効果が注目されがちです。
もちろん、効率化は大切です。
しかし、AIが教育にもたらす最大の価値は、時間を短縮することだけではありません。
AIによって、これまで専門的な知識や技術がなければ形にできなかったアイデアを、子ども自身が実現できるようになります。
ゲームをつくりたい。
映像や音楽をつくりたい。
地域の課題を解決したい。
新しい商品や仕事を生み出したい。
誰かを笑顔にしたい。
これまでなら「難しそう」「大人になってから」「専門家に頼まなければできない」と思われていたことにも、子どもが自分の手で挑戦できるようになっています。
AIは、子どもの代わりに考えるためのものではありません。
子どもの中にある、まだ言葉になっていない思いや、形になっていないアイデアを、社会に届けられる形へと変えていくパートナーです。
大切なのは、AIから正しい答えを受け取ることではなく、AIとの対話を通して、自分の考えを深めていくことです。
何をつくりたいのか。
なぜ、それをつくりたいのか。
誰に届けたいのか。
それによって、どのような未来を生み出したいのか。
AIが多くの答えを出せる時代だからこそ、自分自身の問いを持つ力が重要になります。
年間140回以上のワークショップで聞いてきた、子どもたちのリアルな声
私は現在、株式会社EdFusionと株式会社HeroEggの2社を経営し、教育とテクノロジーを軸に、子どもたちが挑戦できる場づくりに取り組んでいます。
これまで、AI、ゲーム制作、3DCG、映像、起業、地域課題解決などをテーマに、年間140回以上のワークショップやイベントを実施してきました。
そこで出会う子どもたちから、たくさんの声を聞いてきました。
「やってみたい」
「自分にもできるかな」
「失敗するのがこわい」
「何から始めたらいいか分からない」
「自分のアイデアを誰かに見てほしい」
「本当に社会で実現できたらうれしい」
こうした言葉は、調査資料や統計データだけでは捉えきれない、子どもたちのリアルな感情です。
子どもたちは、挑戦したくないわけではありません。
挑戦するきっかけや、一緒に考えてくれる仲間、失敗しても大丈夫だと思える環境が足りていないのです。
最初は「自分にはできない」と話していた子が、AIを使って作品をつくり、最後には人前で誇らしそうに発表する。
自分の意見を言うことが苦手だった子が、仲間とプロジェクトに取り組む中で、自分から提案を始める。
誰かに決められた正解を探していた子が、「私はこれをつくりたい」と、自分の意思を話し始める。
一つの原体験によって、子どもの表情や行動が大きく変わる瞬間を、何度も見てきました。
私がJapan Personal AI Forumで届けるのは、私一人の意見ではありません。
これまで現場で出会ってきた、たくさんの子どもたちの声です。
子どもの声を「聞く」から、社会の設計に「反映する」へ
子どもの意見を聞く場は、少しずつ増えています。
しかし、本当に重要なのは、意見を聞いて終わることではありません。
子どもから出た言葉が、サービス、教育、制度、社会のルールにどのように反映されたのか。
子ども自身が、その変化を実感できることが大切です。
「意見を聞いてもらった」から、
「自分の意見が、社会を動かした」へ。
この経験は、子どもが社会に参加する意識を大きく変えます。
自分の言葉には意味がある。
自分も社会をつくる一員である。
行動すれば、未来を変えられるかもしれない。
そう思える子どもが増えることは、AIの使い方を学ぶことと同じくらい、これからの社会にとって重要です。
今後は、子どもたちの意見をフォーラムに届けるだけではなく、子どもたち自身が議論や実証に参加できる機会をつくりたいと考えています。
例えば、子どもたちとともにパーソナルAIの使い方を考えるワークショップを行う。
子どもにとって安心できるAIとは何かを話し合う。
実際にパーソナルAIを使い、便利だったこと、怖いと感じたこと、守ってほしいことを集める。
そこで生まれた声を、企業や研究者、行政、法律の専門家へ届け、ガイドラインや実証事業に反映していく。
子どもを「守られるだけの存在」や「教育される対象」として扱うのではなく、未来を一緒につくるパートナーとして迎えることが必要です。
AIネイティブ世代は、AIに使われる側ではない
AIネイティブ世代は、AIに使われる側ではありません。
AIと一緒に育ち、その使い方を大人の方々と一緒に決めていく、最初の世代です。
AIが進化するスピードは、これからさらに速くなります。
だからこそ、技術が社会に広がってから問題を考えるのでは間に合いません。
どのような社会をつくりたいのか。
どのような権利を守るべきなのか。
自分の記憶やデータを、誰が管理するのか。
AIの提案に従うかどうかを、本人が選べる仕組みになっているか。
子ども、高齢者、障がいのある方など、声が届きにくい人の視点が置き去りになっていないか。
便利さや効率だけではなく、人の尊厳や意思が守られているか。
こうした問いを、世代や立場を超えて考え続ける必要があります。
大人の方々が積み重ねてきた知見と経験。
研究者や技術者が持つ専門性。
企業が持つ社会実装の力。
行政や法律の専門家が持つ制度設計の視点。
そして、AIが当たり前に存在する世界を生きる、子どもたちの感覚。
それぞれを掛け合わせることで、初めて、本当に一人ひとりのためのパーソナルAIをつくることができます。
13歳で掲げた志を、15歳の今、次の一歩へ
13歳のときに掲げた「AI時代の教育を創る」という志は、まだ実現の途中です。
しかし、EdFusionやHeroEggの活動を通して、子どもたちの挑戦が生まれる瞬間に立ち会い、その声を社会へ届ける中で、少しずつ目指す未来の輪郭が見えてきました。
AIがあるから誰かと比較される社会ではなく、自分にしかない可能性を見つけられる社会。
AIが答えを決める社会ではなく、一人ひとりが問いを持ち、自分で未来を選べる社会。
子どもが、大人から用意された環境の中で学ぶだけではなく、大人とともに新しい社会をつくる側に立てる時代。
今回のアドバイザー就任を、新しい肩書きとして終わらせるのではなく、子どもたちの声を社会の設計につなげる責任として受け止めています。
一人の15歳として。
AIネイティブ世代の一人として。
そして、現場でたくさんの子どもたちと向き合ってきた教育事業者として。
子どもたちと一緒に考え、試し、つくりながら、AI時代の教育と社会のあり方を提案してまいります。
13歳で掲げた志を、15歳の今、また一歩前へ。
まだ道の途中ですが、一歩ずつ、確実に進んでまいります。
今後とも、一般社団法人 Japan Personal AI Forum、株式会社EdFusion、株式会社HeroEgg、そして近藤にこるの活動を、どうぞよろしくお願いいたします。




